こんにちは、看護師歴20年超え、アラフィフ看護師のかげどんです。暑いなかお疲れさまです。水分補給をされてくださいね。
今日は新人看護師さん向けに採血時のプレッシャー対策についてお伝えしてみようと思います。
また、採血して失敗したうえに責められたら・・・
患者さんに痛い思いをさせてしまったことは謝罪が必要ですが、必要以上に失敗した看護師さんを責めるのはやめましょう。
かつてみんな採血は下手だったし、必ず失敗しています。
色々言われる新人時代
患者さんから言われる
私が新人時代の採血の時、患者さんから「あんたがやるの?」「他の人に代わってよ」「一回で採って」などなど・・・言われていました。わかっているけどへこみますよね~。ご家族からも一緒になって言われた日には・・・とほほ。
いい事もたくさんあります
先輩看護師から言われる
失敗して代わった先輩看護師には、「どうして採れないの?」自信がなくて一度も採血せずに代わると「一回ぐらい採ってみないとだめよ」と言われ、傷口に塩をすりこまれる様な毎日を思い出します…おそらく、新人看護師はみんなが通る道ではないでしょうか。
ベテラン看護師になっても言われます、失敗します
いくらベテラン看護師になっても、血管が難しい方には「一回で採ってくれ」とか「この血管じゃないと困る」とか採血前からプレッシャーをかけてくる方がいます。血管が難しい方は、何度も失敗されて痛い思いを繰り返している事が多いので、そのように不安を強い言葉として表してくるのでしょう。
また、逆にフレンドリーにずっと話しかけてくる方もいます。これもしゃべって不安をかき消したいという気持ちがどこかにある気がします。まあ単純に話したいだけの方もいますが。悪気がないだけに困りますね。
あまり強いプレッシャーは失敗につながります。強い口調でも、フレンドリーでも、話しかけられる事で集中力が散漫になります。
プロなんだからそのくらいできるだろ!と思われるかもしれませんが、看護師だって人間です。
「申し訳ないのですが、採血に集中させていただきます」と言って静かにしていてもらいます。
また、ベテラン看護師でも調子が悪い日はあります。失敗する事だってあるんです。
ベテラン看護師が外した採血を新人看護師が一発で採る事だってあるんですよ。
ベテラン看護師さん、そういう時は新人看護師さんをうんとほめてあげてくださいね。
付き添いの方は席を外していただく
プレッシャーは患者さんや看護師だけではありません。
ご家族の方、付き添いの方が心配でずっと傍らにいることがあります。しかし、この場合も集中するために席を外してもらう事を理解していただきましょう。
失敗とフィードバックの繰り返し
はじめからなんでもうまくできる看護師なんて皆無。そんな超人みたいな人はいません。
今日はうまくいったと思っても、同じ事を翌日して失敗…。精一杯慎重に準備して頑張って、一生懸命やっても失敗することなんてザラです。
失敗したら、次はどうやってみようか?これの繰り返しです。
プリセプターさんや採血の上手な先輩に採血のコツを聞いてみるのもいいですよ。
失敗したら、丁寧に謝ること
そうはいっても失敗して、当たり前のようにしていてはだめです。
失敗したら、すぐに丁寧に謝るのが基本です。これは、新人だろうがベテランだろうが関係ありません。何か言われてもその場ではぐっとこらえてください。その場で何か言い返すとトラブルのもとです。悲しいけど、失敗してつらいのは患者さんも同じで、行き場のない感情を看護師に向けているのですから。
今日は採血厳しそうだなと思ったら、はやめに他の看護師に代わってもらいましょう。
ナースステーションに戻ってきてから患者さんに聞こえないところで、きいてくれそうなスタッフに「採血失敗して○○さんに叱られました」とグチりましょう(笑)
みんなかつてはできなかった
今や先輩看護師が当たり前のようにこなしている採血ですが、みんな新人時代はできませんでした。今、採血がうまくできなくて悩んでいる新人看護師さん、いつかできるようになります。自分だけができないと思うかもですが、そんな事はありません。
私もたくさん失敗してきました。だから、めげずに積み重ねていってください。応援しています。
まとめ
新人看護師さんへエールもこめて書いてみました。感染症渦で新人看護師さんは大変な毎日を過ごしていると思います。
ちゃんとごはんを食べて、睡眠をとっていますか?心配しています。
少しでも体調が悪いと思ったら、ご家族、友人、先輩看護師や上司に相談してくださいね。
くれぐれも無理はしないでくださいよ。
それでは、お元気で~。