「向いていない」と思ってしまうぶきような看護管理職さんの理由、対策とちょっと楽しくなる考え方

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看護管理職 向いていないと思ってしまう理由、対策、考え方 看護管理職

あなたはどんなことで自分が看護管理職に向いていないと思いますか?

ぶきようさん
ぶきようさん

看護管理職になったけど、最近失敗ばかり・・・

向いていないかも・・・

ぶきようさん
ぶきようさん

会議で意見を求められてもすぐ言えない・・・

自信なくて・・・

こんな悩みは向いていないと感じる看護管理職特有のお悩みではないでしょうか。

この記事では、看護管理職経験が6年半ある私が、向いていないと感じてお困りの看護管理職の皆さんへ、自身の経験を踏まえてその理由と考え方をお伝えしていきます。

看護管理職の方が少しでも気持ちがラクになり、看護管理職という仕事がちょっとでも楽しいな、と思ってもらえれば幸いです。

このブログでのぶきようさんとは・・・人より時間がかかってしまったり、他人を優先してしまったり。よく失敗するくせになんでも全力でやって気づけばいつもへとへと。そんなマジメで一生懸命なひとのこと。

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ただでさえ、看護師さんは日々様々なストレスにさらされ、いつも時間と業務に追われてせわしなく働いています。

ですから、そもそもいつのまにか自己肯定感が低くなってしまうこともベースにあると考えられます。

失敗を繰り返してしまう

失敗したとき、フィードバックして自分自身を振り返っていますか。

同じ失敗を繰り返したり、自分のスキル以上のことをやって失敗することはないでしょうか。

きちんと振り返っているにもかかわらず変わらないなら、自分自身のやりたいこと、得意スキル、目標は何なのかを今一度考えてみることです。

能力不足だと思ってしまう

他の看護管理職はきちんと役職を果たしているのに、自分はできていないと感じてしまう。

まだ看護管理職として日が浅いなら能力不足と感じて気後れをしてしまう。

そんなときは他のひとと比べてしまっていることが多いようです。

ひとと比べることはやめて、自分の弱み強みをきちんと把握し、理解してみるとよいでしょう。

意見が言えない

看護管理職として意見がスムーズに言えないことはなかなかストレスです。

メモをとったり、意見をまとめる時間をとったり、工夫し慣れてくると徐々に言えるようになってきます。

なかなか意見が言えなくてストレスだと感じていても、他の仕事の内容で成果を出してやりがいを感じていれば、意見を言えなくてもさほどつらくはないのではないでしょうか。

漠然と向いていないと思う

看護管理職を続けてみたけれど、『なんとなく向いていない』と感じるひともいると思います。

数年看護管理職を続けてみたけれど、『自分に合っていない』『やりがいを感じられない』『ストレスだ』『つらい』と感じるなら、思いきって異動や転職を考えてみるとよいかもしれません。

スタッフや患者さんの役に立って、感謝されたことがあるとやりがいを感じやすくなります。

自分がひとの役に立てることがやりがいにつながり、それが自分自身の強み(自分の得意分野)になるからです。

なんでもいいので、ひとから感謝されたことを思い出してみましょう。

成果を出せているか

自分では成果を出せていない、と感じていても、他のひとからみると、全くそんなことはなかったりします。

もしかしたら、自分自身に厳しすぎているだけかもしれません。

成果を出せていないと感じるときは、信頼できる上司や同僚に自分自身の成果をたずねてみるとよいでしょう。自分自身のモチベーションアップにもつながる意見をくれるかもしれません。

目標がはっきりしているか

漠然と看護管理者に任命され働いていると、何のために仕事をしているのかわからなくなります。

まず、覚悟を決めて、そのうえで、自分自身が将来どんな看護管理者になりたいかを明確にしておきましょう。

たとえば、『悩んでいるスタッフの話をきちんと聴ける看護管理者になる』等、具体的に設定しましょう。

日が浅い看護管理者なら、達成しやすい目標を設定して少しずつ積み重ねていくとよいでしょう。

紙に書き出すのは、漠然としている気持ちを明確にできるのでおすすめです。

看護管理職の仕事に正解はありません。

10人いれば10人分のやり方があって当たり前なのです。

管理職のひとってどんなイメージですか?

『意見をビシッといえる』

『頭の回転が速い』

なんか、頭がキレるひとが管理職っていうイメージがつきものですよね。

じゃあ、そういうキレモノばかりが看護管理職になったらいいじゃないか、と思うかもしれませんが、そうとも限りません。

ぶきようなおっとりタイプの看護管理職が重宝されることもあるのです。

看護管理職のタイプは大きく分けて2種類だと個人的に考えます。

①スタッフを先頭から引っ張っていく

②スタッフを後ろから見守る

ぶきような看護管理職は②でしょう。

もし、頭がキレまくるひとばかりが看護管理職だったら、組織として全く面白くないですね。

自分自身も、そのときに応じて相談する相手を使い分けていたり、考え方がより合う管理者に意見を聴いていますよね。

色々なひとがいていい。

それに、意見が言えないと悩む看護管理職は一定数います。意見を言おうとすると、頭がこんがらがってしまったり、うまくまとまらなかったりするのです。

これは、自分自身の特性なのでうまくつきあっていくしかありません。

思いついたことをすぐ言える看護管理者はそれはそれで『もっとじっくり考えて意見言えばよかった』と言うひともいるのです。

すぐ意見が言えないひとは、メモにまとめるとか、一番最後に意見をいわせてもらうとか、工夫をしましょう。

そして、どんな素晴らしい意見を言ったとしても、行動が伴っていなければすぐわかってしまいます。

素晴らしい意見を言うより、筋の通った行動をしていきましょう。

自分は自分の意見を、ぶきようでもつたなくてもたどたどしくてもきちんと伝えること。

それで充分です。

色々な看護管理職のタイプのひとがいていいんですよ。

みんな誰かの役に立っているのです。

ぶきような看護管理職がいてもいいと思いませんか。

看護管理職だって人間ですから失敗します。

どんなに気を付けていてもひとは必ずどこかで失敗します。

『失敗しないようにしよう』

と思っていると、悲しいかな、余計に失敗するものですよね。

もちろん、看護師の仕事は失敗が許されない仕事です。

看護管理職であっても、時に背筋がスッと寒くなるような失敗をするときがあります。

でも、失敗をしたら、隠すことはしないでください。

看護管理職が失敗をするとスタッフも失敗をさらけ出しやすくなります。

私はほんのちょっとした失敗でも、よくインシデントレポートを書くようにしていました。

なぜなら、私の失敗をみんなに共有し失敗を素直に認めることをして、みんなで気を付けていこう、という気持ちを大切にしてほしいと思っていたからです。

失敗は、誰でも起こす可能性がある。失敗は、今後どうやったら、良い方向へ変えていけるか、という大切な課題です。

だからこそ、失敗を繰り返さないためにみんなで考えていきたい。

失敗してそれを必死で隠して、自分は悪くない、といっている看護管理職のほうがよっぽどカッコ悪いです。

そんなことしたら、スタッフは信頼仕手くれませんし、組織の関係性もよくなりませんし、結果、患者さんへのより良い看護にも結び付かなくなるのは目に見ているでしょう。

失敗して医師に怒られようが、患者さんやご家族にどんな言葉を浴びせられようが、自分が起こした失敗を素直に認め、真摯に対応していく。その姿をスタッフに見せるべきです。

我慢し続けることがいいとは言いませんが、すぐに結果を出そうとして決めつけるのも時期尚早でもったいない。(努力は必要です。)

自分より大変な思いをしている人はたくさんいるけど、無理に頑張らなくていい。自分は自分のできる範囲で確実に仕事を行っていきましょう。

人間には力量に個人差がある。どんなに努力してもできる事とできない事があるんです。

それを自分の看護管理職としての強み、弱みとして自覚し、理解しておくとよいですよ。

看護管理職になったとたん、看護部、委員会、病院内の様々な活動組織から頼まれます。

ぶきような看護師さんほど断れないのではないでしょうか。

ただでさえ、日常の仕事以外に多くの仕事をになっている看護管理職。

気を付けないと、すぐにキャパオーバーとなってしまいます。

これ以上やったら、こころやからだ、生活に支障がでそうだと思ったら、『今は仕事が立て込んでいて厳しい』と伝えましょう。

看護管理職は、セルフマネジメントは必須です。

管理職も人間なのですから。

長く続けるなら、時にはできないことは断る。

しかし、断り方を間違えると角が立つので、断るときは相手のことを考えながら、丁重に伝えましょう。

無理に自信をもつ必要はありませんし、無理に自己肯定感を高く持つ必要もありません。

『自信』と『自己肯定感』の違い

自信とは、ただただ、自分自身を信じること。

自己肯定感とは、ありのままの自分を受け止めている状態。

自信は持ってもほどほどに。過信になります。

自己肯定感を高く持つことより、自分を否定しないこと。

どちらも無理にもとうとしなくていいんです。

かげどん
かげどん

ないものは出せません。

でも、看護管理職になるなら、自分が看護管理職としてやっていく『覚悟』は必要です。

本気でやるなら覚悟は必要。

これをきめてしまえば、こっちのもの。

覚悟を決めることは看護管理職をやっていくうえで一番大切なことだと考えます。

覚悟して腹をくくること。

はっきり言っていい意味で無敵になれます。

これは、早ければ早いほどいい。(私は三年かかりました)

覚悟を決めれば、ちょっとだけ勇気がわいてきませんか。

看護管理職になったからといってすぐになにか成果が出せるわけではありません。

はじめは、本当に手探り状態です。

ぶきようさんは時間がかかっても、色々試せるものなら試して、色々なひとから話を聴いて、自分でも本を読んだり調べたりして、最良のものをみつけることです。

そんなことを繰り返していくうちに、自分の価値が定まってきます。

長い目で、俯瞰して自分自身をみることです。

まずは、看護管理職としての人間関係を構築していくのはいかがでしょうか。

看護師さんには、『キツイ』『怖い』と思われがちですが、じっさいのところ謙虚なひとが多い感じがします。

できていても、『できていない』と謙遜している看護師さんの多いこと。

もともとない自己肯定感を高めるなんてハードルが高すぎるんです。そんなひとはまず、できなかったことより、できたことを素直に認めること。

先ほどにも述べましたが、自分自身を否定しないこと』が自分自身のこころの健康を保つうえでもとても大切です。

頑張って仕事しないと!

自分より人の事をまず優先しないと!

あきらめないで努力を続ければ必ず願いが叶うから頑張らないと!

…こんな事、ずっと考えてたら頭がおかしくなります。

ほどほどでいいんですよー!!

頑張らないと、とかいう前に、

自分自身が楽しんでいるか?

のほうが何倍も大切です。

看護管理職という責任のある仕事だからこそ、楽しんだ方がいい。

もちろん、時には試練もあり、我慢をしたり、苦しい思いをしなければいけない事もあります。

私は今まで目標設定を高くしすぎ、そのくせ、「これを達成できない自分はダメな奴だ」

といつも自分を責めていました。

こんなに自分を責めて粗末にしていたら毎日がちっとも楽しくないんですよね。

目標設定時は高く設定する事も大切だけど、自分の身の丈に合った高さに目標を設定すると生きやすいし楽しめます。

看護師の仕事は、様々なひとの協力なしには、できません。

けれど、ぶきような看護管理職のひとは、ひとを頼るのがとても下手です。

そのせいで、やらなくていいこともやらなければならなくなることもあるでしょう。

ぶきような看護管理職は『ひとを頼る』ことができるかどうか、が今後の分かれ目となるでしょう。

あまり難しく考えず、『これは○○さんが得意だからお願いしてみよう』とか、『これは○○さんが興味があると言っていたから頼んでみよう』とかでいいのです。

初めの頃は、スタッフがどんなことに興味があるのかわからないと思うので、師長や上司からスタッフの情報を聴いてみるとよいですね。

普段からスタッフとコミュニケーションをとることを意識しましょう。


看護管理職のひとが、向いてないと思ったとき、その理由と対策、少しでも楽しく考えを転換できるような内容をまとめてみました。

少しでも参考になれば幸いです。

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