看護師の性格は?気が強い?忙しいせい?変わっていく看護師さんもいる

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no take it out on 人間関係

看護師ぶきようさんのかげどんです。看護師歴20年めでたく超えました。

さて、今回は看護師の性格についてです。

看護師ってどんなイメージでしょうか?

「親切」「忙しそう」「怖い」…色々あると思います。

でも忙しくてイライラしていると、思わぬところに影響がでてしまい・・・

no take it out on
怒ると何かやらかす。ごめん、シュレッダー。

モノを壊してしまったり、スタッフとの関係に悪影響がでてしまったり。

私もずっと病院で勤務してきましたが私も含め(笑)看護師さんってまあ気が強いこと。つよいこと。第一線を退いてから、看護師と性格について時々すごく考えます。

「忙しいから強くなるのか」はたまた「もともとの性格が強気なのか」…体験談も含めて考えていきたいと思います。

看護師は性格が悪い?

もともと、看護師の仕事はいのちと向き合う仕事。こころもからだも頭もフル回転で行う仕事です。

そのため精神的にも肉体的にも大変重労働な仕事です。

また、女性ばかりでストレスの多い職場に加え、医師や薬剤師、放射線技師や臨床検査技師、理学療法士や管理栄養士などどいった専門職と渡り合わなくてはなりません。

専門職のひとたちはその道のプロなので、職人なのです。

なかには職人ゆえ、こだわりの強いひともいます。

さらに、職場環境がブラックであれば、人間関係にも影響し、看護師の性格はさらに悪くなってしまうでしょう。

看護師は気が強い?

本来は気が強くなくてもいいのですが、仕事をしていると気が強くなってきてしまいます。

医師やほかの同僚看護師、多職種がひしめき合う職場では気が強くないと、続かない仕事だからなのです。

看護師は冷たい?

常に時間に追われて、責任のある仕事をしている看護師さんですから、せっかちなひとが多いです。

冷たいと言われるのは、事務的に淡々と業務をこなさないと終わらないためかもしれません。

看護師は偉そうで勘違いしてる?

看護師は専門職です。

いのちを扱う仕事に責任をもって働いています。

そのためでしょうか、看護師の仕事は特別な仕事と思っている看護師さんもいるかもしれません。

なので、もしかしたらどこか偉そうにしていたり、プライドが高そうにみえることも。

世の中にある仕事は、どんな仕事も素晴らしい仕事なので、看護師の仕事だけ特別ってことはないですね。

もしかしたら、特別だと思っている偉そうな看護師さんと接して、そんな風に思ったのかもしれませんね。

看護師は変わっている?

とにかく毎日忙しい看護師さん。

フォーマルな場面でカジュアルな服装をしていたり、ボサボサな髪形だったり、身なりに気を遣わなかったり。

一般常識がなく、恥をかくことも。

自分が忙しすぎて、自分や周りにかまう余裕がない看護師になっているのかもしれません。

看護師は世間知らず?

超専門職で看護の知識を詰め込んで、日々いのちと向き合っている。

確かにこれでは視野が狭くなるのはあたりまえですね。

社会一般や政治や経済についてあんまり興味をもつ看護師さんは多くない気がします。

だから、患者さん(お客さん)のおかげで働くことができている、ということになかなか気づけないのかもしれません。

これは本当に忘れてはいけませんね。

また、会社と違って、売り上げとか、お金や税金の流れに詳しくないです。

だから、時々だまされる看護師さんがいます。気を付けましょう。

本当は・・・看護師さんは真面目で努力家です

ずらりと看護師の悪い性格ばかりを書いてきましたが、実は看護師さんはもともとこんな性格のひと。

基本的に真面目で社会のルールはもちろん、決められたこと、時間、約束をしっかり守る。

心配性だから、迅速に判断して行動し、すぐ改善する。

面倒見がよく、困っているひとに声をかけ思いやりがある。

時に、言い過ぎたり、失敗したことを悩んで自分を責めることも。

そして、忙しくてもひっそり努力を続けている。

今まで出会ってきたたくさんの看護師さんはそんな一生懸命なひとたちなのです

看護師になると性格がきつくなる、といわれています。

それはなぜなのでしょうか?

いのちをあつかっているから

職業上、患者さんの一番近くにいて、そのいのちと健康を守っているのが看護師です。

新人の頃から医師や先輩看護師にたくさん注意されますし、時には患者さんやご家族からご注意を受けることも。

自分自身のちょっとした判断ミスでいのちが危ぶまれることになるのです。

業務中に膨大な責任のある仕事を時間に追われてしなければいけないことがある上に、さらに仕事が次々にくる。

そんな状況ならだれしもイライラしますよね。

人間なので、どうしてもイライラしてきつい態度や言い方になることがあります。

ただし、忙しい部署でもあんまり性格が変わらない看護師さんがまれにいます。

失敗してほしくないから

看護師の仕事は、いのちに係わる失敗が許されない仕事です。

失敗したときに優しく注意したのでは事の重大さが理解してもらえないこともあります。

だから、注意するときもつい口調が強くなりがちです。

そのため、患者さんにも『これ以上悪くなってほしくない』『少しでも長く健康で元気に過ごしてほしい』という気持ちから、厳しくしてしまうことがあるかもしれません。

看護師さんたちに自分の性格を伺うと、もともと人に意見が言えない性格が、きちんと意見をするようになった、とか、時間にルーズだったけど、せっかちになってしまったとか。頼りない性格だったのに、しっかり者になったとか。看護師の仕事が良くも悪くも性格を変えてしまっているひとは多いはず。

以下は、看護師の仕事や役職が性格を変えたり、病気が性格を変えた私の経験談です。

看護学生一年目で看護学校に行きながら病院で勤務していた頃。看護師一年目の新人看護師さんと勤務していました。その方はボーイッシュで、さっぱりした方。面白い事を言って私達後輩を楽しませてくれるような方でした。でも看護師一年目って今思うと相当大変ですよね~。自分だって大変なのにすごくフレンドリーに接してくれて嬉しかったのを覚えています。

ところが、その看護師さん二年目になるとどんどん変わっていきました。髪の色は金髪になるし(今なら絶対アウト)ピアスを片耳にずらっとつけてくるし(これもダメ)挙げ句の果てに、挨拶しても無視。勤務態度も余計な事は話さない、強気な態度になり…遂に退職されました。確かに病院で一番忙しい病棟でした。忙しくて変わっていったのか、もともとの性格なのかわかりません。この看護師さんになにが起こったんでしょうか?今でも腑に落ちない経験です。

もともとスタッフで働いていた時には、物静かにてきぱきと業務をおこなう看護師さんでした。ところが、主任看護師になったとたん、医師とバリバリと言い合い、事務職員さんや、放射線技師さんなどなどスタッフを震え上がらせる存在になってしまいました。もちろん、言い合いになるのはよくないですけど必要があってそうせざるを得ない状況もあるんですよね。それで、この先輩主任看護師さんにある時聴いてみたら、「役目がそうさせるのよ」と言っていました。なんか納得。

ひとつめの経験談と同様、看護学生として病院で働いていた一年目の事。とある事でミスをして、ベテラン看護師さんの逆鱗に触れてしまいました。それからというもの、その看護師さんに会うたびに嫌みを言われたり、冷たい態度をとられてしまいました。ま、私が悪いんですけどね。

しかし、数年後その看護師さんは病気になり、治療をされる事に。復帰後、エレベーターがたまたまおなじになり、「またなにか言われるのかも…」と緊張しながら乗っていると、その方の手が私の首もとに!なにをされるのか?と思っていたら…

私のユニフォームの襟をなおしてくれていたのでした。

たまげましたが、とても嬉しかったのを覚えています。それからはもう会っても冷たい態度をとられる事はなくなり…その後はしばらく勤務されていましたが、お亡くなりになりました。

定年近くまでバリバリ勤務されてきたまさに強気な完全無欠の超ベテラン看護師さんでした。病気をされて、なにか自分自身を振り返る事があったのでしょうか。でも、強さだけじゃなく、冷たい態度だけでもなく、さりげない優しさをみせてもらう事ができ感謝しています。

もともと気が強かったのに結婚したり、出産、子育てを経験して性格がまるくなる方がいます。

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妊娠と同時に脳の変化が始まり、産後にはホルモンの影響もあって、脳が7%ほど萎縮することが分かってきました。脳全体は萎縮するものの、共感を司る部位は拡大しており、母親として赤ちゃんに対してより思いやりを持てるように変化していくことも分かってきています。

産後に起こる「マミーブレイン」どんな症状?いつまで続く?【助産師監修】- キッズライン (kidsline.me)

妊娠すると、脳の変化が起きるんですね。

それから、経験。私の知っている人はだいたい若い頃より明らかにみんな性格が円くなっている。色々経験して年齢を重ねてまるくなっていくのでしょうね。

そうはいっても、看護師は毎日目まぐるしい業務に加えて医師から八つ当たりされることが本当に多い。

いつも優しくしてられるか、と思った看護師さん多いんじゃないでしょうか?

医師と患者さんとの間に挟まれ、複雑な状態になることも。

それでついつい医師に言い返し口喧嘩。あーあ言っちゃったとなることも。

一番近くで一緒に働いている医師とやり合うのは本当に勘弁。できるだけお互い気持ちよく働きたい。ただそれだけなのですが・・・でも看護師だって人間です。

ちょっと言い過ぎて悩む強気の看護師さんは私を含めわりと多いのではないでしょうか

看護師って体もこころも頭も疲れるお仕事。本当にお疲れさまです。

看護師はもちろん、医療従事者は他の医療職も含めて、原則として定期的なカウンセリングを行って欲しい。医師にも行って欲しい。看護師や人に当たるひとは自分自身のこころが傷ついていると個人的に思っています。医師や看護師がイキイキしてるとなんか病院の雰囲気が違うんですよね。

けれど、忙しくてみんな自分を振り返る余裕がない。

患者さんが亡くなっても悲しむ時間がない、毎日やる事が山ほどあって、スタッフは慢性的に不足し、患者さんにやりたい事ができないジレンマを抱え、同僚に愚痴を言いまくってしまう。こんな状態でも笑顔で昼も夜も命と向き合って緊張感のある仕事を続けているんですよ。

本音をいえば、労働者には原則定期的なカウンセリングを義務にして欲しいです

そうすれば、カウンセラーさんの活躍の場がもっと広がるし、スキルも上がるし、何より、こころを病むひとが確実に減ると思います。

私はカウンセラーを目指した時期がありました。

しかし、求人の少ないこと。あったとしても臨床心理士や公認心理師さんの求人ばかりです・・・非常に残念。

ひとって話しを聴いてもらえるだけで安心するもの。

もっとこころを大切に扱われる世の中になって欲しい。

どうかこれを読んでいる偉い方がいたら改善をお願い致します。

看護師さんが気が強いと言われるのは、もともとの性格の場合もあるかも知れませんが、仕事に影響されるところが大きいと思われます。

私ですか?おっとりしていたけどもともと強気で負けず嫌い。それが病院という環境でおっとりがせっかちになり、強気も負けず嫌いもさらにパワーアップしてしまった感じです…

今は歳をとってまるくなりました。

現在の仕事が急性期の病院ではなく、デイサービスというのも性格が落ち着いていられる要因だと思います。

また、今回この記事を作成するにあたり、看護師さんに嫌な思いをさせられた方がたくさんいて、大変申し訳なく思いました。

私も看護師としての自分自身を振り返るきっかけとなりました。

皆さんはいかがですか?徐々に性格が自然にまるくなって行くのなら良いのですが、どんどん性格がきつくなっていくのはまわりもそして本人にとっても決して良い事ではないと思います。

また、無理にいい人でいるといつか必ず壊れます。

自分を振り返って、自分がイライラしたり無理をしていたりでしんどいと感じているなら、すみやかに原因に気付いて改善してほしい。

看護師として長く勤務するなら、まずはご自分をいたわってくださいね。

では、またどこかで~。

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気が強くなくちゃ、やっていけません
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